<フィギュアスケート:東日本選手権>◇5日◇第2日◇ALSOKぐんま総合SC◇女子フリー
ショートプログラム(SP)首位の江川マリア(18=明治大)が初優勝し、初めての全日本選手権(12月21~25日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)出場を決めた。
フリー2位の114・15点を記録し、合計175・46点。演技の出来は「悔しい内容」と振り返りつつ「お客さんがいて、多分すごく大きな会場でやると思う。見えてくる景色も全く違うものになると思う。まだその舞台は1度も目にしていなくて、新しいものを見る感じでワクワクしています」と全国の舞台を待ちわびた。
飛躍の1年だ。今秋は東京選手権、東日本選手権で優勝。この日のフリーは後半の3回転ルッツで転倒、3回転ループが2回転に抜け「スタミナが足りない」と反省したが「去年の自分が今日の演技をしていたら、今日ぐらい『悔しい!』っていう思いはしていなかったと思う」と充実したシーズンを過ごしている。
昨季までの拠点は福岡。大学進学を機に上京し、千葉・船橋市のMFアカデミーで中庭健介コーチに師事した。曲をかけた練習の質が高まり、安定感が増した。初めての全日本選手権へ、素直な思いを明かした。
「(会場が)『青い!』っていうイメージです。いい演技をしたら会場全体が盛り上がって、スタンディングオベーションが起こるような、いつも何かドラマがある舞台。自分がそういう『ドラマの主人公になれたらいいな』っていう風に、ちょっと思っています」
「マリア」は「アヴェ・マリア」の曲が好きな母から名付けられ「両親ともに日本人です」とほほえむ。初めての大舞台へ、残すは1カ月半。全国のファンに「江川マリア」の名を広める。【松本航】