【フィギュア】松生理乃7位「今の自分の中でできる最高の演技が出来た」前向きに振り返る

GP第3戦フランス杯女子フリーを終えて思いを語る松生(撮影・松本愛香)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯>◇5日◇フランス・アンジェ◇女子フリー

ショートプログラム(SP)9位の松生理乃(18=愛知・中京大中京高)が、7位で今季のGPシリーズを終えた。

フリー6位の118・84点を記録し、合計176・52点。演技終盤にジャンプのミスが目立ったが「納得いかない部分はたくさんあるんですけれど、そんな演技でも、今の自分の中でできる最高の演技が出来たんじゃないか。自分的には納得することができました」と前向きに振り返った。

GP初戦のスケートアメリカではフリーを棄権。体調不良が原因で、今大会前に「ショート(SP)はフラフラになりながら無理やり出たんですけど、フリーは滑る体力もなくて…」と明かしていた。体力が低下し「フランスに来るのが怖くて、つらかった」とも口にしていたが、堂々とSP、フリーの演技を終えた。

次の照準は全日本選手権(12月21~25日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)に定める。

「全日本では支えてくださった方々へ恩返しになるような演技をお見せして、少しでも感謝の気持ちが伝えられるようにしたい。日本に帰ったら、しっかりと一から練習をしていけたらいいかなと思います」

苦しい状況下での国際試合を、今後の糧にする。(アンジェ=松本愛香通信員)