<ラグビー・リポビタンDツアー2022:日本13-52イングランド>◇12日(日本時間13日)◇英ロンドン・トゥイッケナム競技場◇観衆8万1087人
【ロンドン=松本航】日本(世界ランク10位)が、23年W杯フランス大会同組のイングランド(同5位)に地力の差を見せつけられた。8万1087人の大観衆の前で7トライを許し、13-52で完敗。通算10戦全敗となった。フッカー坂手淳史主将(29=埼玉)は前半のスクラムからの反則を敗因に挙げた。次戦はW杯キャンプ地となるトゥールーズでフランス(同2位)と対戦。テストマッチ12連勝中と絶好調な強豪を前に、早急な改善が求められる。
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3年前、W杯で強豪アイルランドのスクラムを押した、日本のプロップ具(神戸)が頭を抱えた。前半16分、自陣10メートルのスクラムでこの日2度目の反則を取られた。フランカーのリーチ(BL東京)が相手の肘の使い方を審判にアピールするが、事態は好転しない。1度目の反則は前半12分のトライ献上につながり、同21分まで3回連続したスクラムでの反則で、自陣に押し込まれる展開が続いた。
坂手 すごく悔しい。駄目なところは明確。前半のスクラムの反則が大きくゲームを動かしてしまった。
右プロップ具と、イングランド左プロップのゲンジの攻防。組む際の距離を狭めることを認められず、地面に落ちる。反則を取られたのは日本だった。左プロップ稲垣(埼玉)は「押されてやられたというより、崩れて向こうに軍配が上がる。印象を含めて、早く修正しないといけなかった」。低さ、FW8人の足の位置…。細部を突き詰めて大きな相手を押す日本のスクラムが見せられなかった。
10戦全敗のイングランドとは1年後のW杯で再戦。ジョセフ・ヘッドコーチは「マジックはない。しっかり練習をする」と言い切った。リベンジに必要不可欠な“宿題”を受け取った。