【フィギュア】友野一希がSP85・07点、序盤4回転サルコーで転倒も攻めの演技 NHK杯

男子SPの演技を終え、笑顔を見せる友野(撮影・足立雅史)

<フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦NHK杯>◇18日◇札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ◇男子ショートプログラム(SP)

第3戦フランス杯3位の友野一希(24=上野芝スケートクラブ)が85・07点で出た。

冒頭の4回転-3回転トーループを決めて、迎えた4回転サルコーで転倒。しかし、すぐ立ち上がると自慢のステップで会場を手拍子で一体にし、最後はトリプルアクセル(3回転半)を決めた。

前日の公式練習では4回転トーループの修正に力を入れ「回転が少し回りすぎてしまうところがある。落ち着いて、あまり回しに行き過ぎないように右を意識した」と説明していた通りに2連続ジャンプは降りたが、続くサルコーでミス。ただし、攻めての結果だけに演技後は吹っ切れたような笑顔を見せた。

2戦連続のメダルとファイナル(12月8~11日、イタリア・トリノ)進出へ、フリーで巻き返す。【木下淳】

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