【ラグビー】鹿児島大卒SO中尾隼太「頭もクリアに」代表初キャップへフランス戦ベンチ入り

フランス戦前日練習で笑顔を見せる日本代表の中尾隼太(中央)(撮影・松本航)

鹿児島大から、世界2位とのビッグマッチへ-。

ラグビー日本代表(世界ランク10位)のSO中尾隼太(27=東芝ブレイブルーパス東京)が20日、代表初キャップが懸かる欧州遠征「リポビタンDツアー2022」のフランス(同2位)戦(トゥールーズ)でベンチ入りする。19日は小雨が降る中、本番会場で最終調整し「個人的にもコンディションは良好。頭もクリアになっている。楽しみです」と充実感を漂わせた。

代表初招集はこの春だった。BL東京での活躍が認められ、代表活動に参加。だが、キャップ対象となるテストマッチ6試合では出番がなかった。長崎北陽台高から教員志望で九州学生リーグ鹿児島大の教育学部へ進学。国内最高峰のトップリーグ(現リーグワン)は関東、関西の大学出身が大半を占めるが、東芝(現BL東京)にスカウトされ、代表入り後には「自分もここまで来られる自信が全くなかった。地方でラグビーをしている人たちに、メッセージを伝えられるようにプレーしたい」と誓っていた。

相手はテストマッチ12連勝中で、日本は過去1分け11敗。7月の国内での対戦も2連敗だった。大一番を前に、力強く言い切った。

「プレッシャーは感じるんですけれど、それが大きければ大きいほど、ラグビー選手として幸せだと思っている。そういうのを乗り越えた時の高揚感、達成感を味わってきた。途中出場でどういう状況か分からないけれど、ハーフ(SH)の流(大)さんとコミュニケーションを取りながら勝利に導きたいと思います」

持ち味はタックルや、冷静で的確な判断。桜のジャージーに身を包み、27歳の大きな挑戦が始まる。(トゥールーズ=松本航)