<ラグビー・リーグワン1部:東京SG18-31東京ベイ>◇第1節◇18日◇東京・味の素スタジアム◇観衆1万842人
1部は昨季3位の東京ベイ(旧クボタ)が、同準優勝の東京SG(旧サントリー)から18年ぶりに勝利した。前半21分に日本代表WTB根塚洸雅(こうが、24)のトライなどで主導権を握り、31-18で振り切った。前身のトップリーグを含め、東京SG戦勝利は04年10月16日以来となった。南アフリカ代表SHファフ・デクラーク(31)がデビューした横浜(旧キヤノン)は神戸(旧神戸製鋼)を39-30で下し、東葛(旧NEC)は昇格組の花園(旧近鉄)を36-34で退けた。
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狙い通りだった。6点リードの前半21分、根塚は右大外でパスを受けた。対面の先に見たインゴール。迷わず外のライン際で勝負し、タックルを受けながらボールを置いた。主審はビデオ判定を要求。サッカーW杯で話題の「三笘の1ミリ」と異なり、ラグビーは線に触れていればノートライとなる。接しかけた左足は直前で浮いており「足を上げるイメージだった」とトライ確定で主導権を握った。
自らに課した課題だった。リーグ初年度の昨季は新人賞。6月のウルグアイ戦で日本代表初キャップも得た。だが、秋はニュージーランド戦など強豪3連戦で出場なし。来年9月に迫るW杯フランス大会へ「去年だったら内に切っていた。あそこで(外でトライを)取り切る。いいスタートを切れた」とアピールした。
強力FWがボール争奪戦で優位に立ち、14-6で迎えた後半には立命大から入団1年目のWTB木田晴斗が2トライ。1学年下の木田が「去年は洸雅さんが新人賞をとった」と語るなど、好影響を与えている。前回の東京SG戦勝利時、根塚は6歳。初優勝はもちろん、その先のW杯に向け「歴史を変えることができてうれしい。皆さんに喜んでもらえる、楽しいラグビーをやりたい」と若き才能は進化し続ける。【松本航】
◆根塚洸雅(ねづか・こうが)1998年(平10)9月15日、兵庫・尼崎市生まれ。大阪・東海大仰星高(現東海大大阪仰星)3年時に全国高校大会準優勝。法大を経て、21年に東京ベイ入団。昨季はリーグ10試合4トライ。新人賞、ベスト15、ベストラインブレーカー(22回)に輝いた。6月18日ウルグアイ戦で日本代表初キャップ、初トライ。愛称は「コーギー」。趣味は映画、サウナ、コーヒー。173センチ、82キロ。