【高校バスケ】札幌山の手、司令塔欠くトラブル乗り越え2年ぶり4強「みんなが粘ってくれた」

札幌山の手対千葉経大付 第1Q、ドリブルで切り込む札幌山の手・森岡(左)(撮影・垰建太)

<バスケットボール・SoftBankウインターカップ全国高校選手権:札幌山の手92-76千葉経大付>◇26日◇東京体育館◇女子準々決勝

11年ぶりの優勝を狙う札幌山の手が2年ぶりのベスト4進出を決めた。

第1クオーター(Q)で森岡ほのか主将(3年)のファウルがかさみ、残り4分5秒でベンチへ。司令塔を欠くトラブルにも選手全員でカバーした。25-23で第1Qを終えると、第2Q27-27の場面で、野原一華(3年)が左サイドから3点シュートを成功。前日25得点の岡井遥香(3年)も得点を重ねるなど、51-39と12点差をつけて前半を折り返した。

第3Q残り9分18秒から森岡主将がコートへ。17点差をつけて臨んだ最終第4Qでも野原が3点シュートを決めるなど、最後は16点差をつけて勝利した。

3点シュート3本含む13得点を挙げた野原は「打つ本数を多くして狙っていきました。チームに流れを与えたいなと思って打ちました」と振り返った。

森岡主将は「自分がファウルトラブルでいない時間にみんなが粘ってくれた。みんなの頑張りがなかったらこの勝ちもない。明日はしっかり」と気を引き締めた。

11年ぶりの決勝進出をかけて、27日の準決勝で岐阜女と対戦する。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送。

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