【高校バスケ】羽黒惜敗もV4度の洛南苦しめた 加藤主将「壁を突破して」初8強は後輩に託す

洛南に敗れ、試合後のあいさつで泣き崩れる羽黒の選手たち(撮影・狩俣裕三)

<バスケットボール・SoftBankウインターカップ全国高校選手権:洛南78-69羽黒>◇男子3回戦◇26日◇東京体育館

羽黒(山形)がウインターカップ4度の優勝を誇る強豪・洛南(京都1位)を苦しめた。U17日本代表・小川瑛次郎(2年)を中心に得点を重ね、前半を29-27。第3クオーター(Q)に10-28と走られたが、第4Qに猛追。一時4点差まで詰め寄る底力を見せ、チーム初の8強まであと1歩に迫った。

前半は小川の独壇場だった。第1Qは5-13と小川が挙げた5得点のみ。洛南の堅守に攻めあぐね、なかなか自分たちのオフェンスができなかった。だが、小川のエンジンを温めるには十分。9-16で迎えた第2Q残り6分55秒、小川がこの日1本目の3点シュート(3P)を決めると、そこから連続7得点。16-16と試合を振り出しに戻した。その後も小川は要所でしっかりとシュートを決め、前半だけで19得点をマーク。小川は「世界で戦ったことが自信になっています」と語り、U17日本代表の実力を見せつけた。

小川ばかりに頼ってはいられない。後半は小川が得点を伸ばせず、第3Qを終えて39-55。攻撃の糸口がつかめなかったが、悪い流れを3年生が払拭した。第4Q前に、加藤律輝主将(3年)が「まだ10分あるぞ!」と声をかけた。そこからチームの士気が上がり、第4Qに30得点の猛追。しかもそのすべてが3年生による得点だった。加藤は「3年生の意地を見せられたと思います」と胸を張った。

夢は後輩に託す。加藤は「自分たちが成し遂げられなかった新しい歴史、ベスト8という壁を突破してほしい」と期待を込めた。それを受けて小川は「3年生が成し遂げられなかった8強はもちろん、もっと上を目標にしたい」と気合十分。昨年のウインターカップは1回戦で敗退したが、今年は3試合。いずれも厳しい試合を戦い抜いた。小川は「どのチームもレベルが高く、収穫が多かった。来年につなげられるようなゲームばかりでした」。この経験を糧に、レベルアップしてこの舞台に帰ってくる。【濱本神威】

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送。

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