<全国高校ラグビー大会:高鍋66-0倉吉東>◇1回戦◇27日◇大阪・花園ラグビー場
5大会ぶり出場の倉吉東(鳥取)が、常連校の高鍋(宮崎)に15人で立ち向かった。部員19人で準備を進めてきたが、大会直前に体調不良者が出た影響で、この日、登録されたのは15人だった。控え選手なしで戦い抜き、岩野竜二監督(49)は「つなげてくれた。灯は消えなかった」と足跡を刻んだ教え子をたたえた。
体格で勝る相手に、体を張り続けた。2人、3人とタックルにいき、序盤からボール争奪戦でも積極的に仕掛けた。だが、前半4分に先制トライを献上すると、ハーフタイム時点で0-38。後半6分には中学までサッカー部だったSO坂根連太朗主将(3年)が相手陣10メートルライン付近からPGを狙ったが、届かなかった。坂根は「雪の関係でプレースキックを2~3日蹴れていなかった」と悔しそうに振り返った。
鳥取県予選では対戦校の人数不足により、1試合も戦うことなく、県代表になった。この秋最初の公式戦が花園。それも控えなしの厳しい状況下で大一番を迎えた。今後は受験に向けての勉強が本格化するという坂根は「若くして花園を経験できた。僕らができなかった(花園で)点を取ること、そして勝つことをしてほしい」と後輩たちに願いを託した。【松本航】