<バスケットボール・Wリーグ>◇第6週◇1、2日◇東京・代々木第2体育館
新年から笑みがはじけた。アランマーレ秋田が1日、三菱電機に61-57で競り勝ち、「23年初勝利」とWリーグ参入後初の「連勝」を決めた。平松飛鳥(28)が、一進一退の第4クオーター(Q)に値千金の2点シュートを成功。大学時代の恩師で女子日本代表ヘッドコーチ(HC)の恩塚亨氏(43)が観戦する中、雄姿を見せた。2日は45-86で大敗。同参入後初の同一カード連勝は次週以降に持ち越しとなったが、目標のプレーオフ進出に向け、チームは確実に前進している。
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22年最終戦の日立ハイテク戦で逆転勝ちし、23年最初は8連勝中の相手から貴重な1勝。初の連勝を収め、選手たちはコート上で笑顔を咲かせた。小嶋裕二三HC(55)は「前半は3ポイントを決め、相手のディフェンスが広がった後半は、ゴール近辺のシュートを苦しみながらも決めた。(1試合)平均で70得点の三菱さんを57点に抑えられたディフェンスの絞り込みも良かった」。身長180センチを超える選手は不在でも我慢強く守り、接戦に持ち込んだ。
平松の駆け引きが光った。2点リードの第4Q残り1分50秒。ドリブルで敵陣に向かい、3ポイントラインから相手と1対1。右、左に揺さぶってペイントエリアに進入。1度止まって相手ブロックのタイミングをずらし、ゴール下のシュートを成功。以降は一時3点差とされたが、北川愛理(24)、河瀬ひとみ(29)のフリースローで突き放し、猛追から逃げ切った。
うれしい思いは、さらに強くなった。この日は東京医療保健大で指導を受けた恩塚HCが観戦。平松は試合後の会見前、関係者から恩師の来場を伝えられ、携帯電話を見るとメッセージが届いていた。「いいところも見てもらえたかなと思うので、今日の反省をしっかりしつつ、明日(2日)につなげます」と意気込み、会場を去った。
2日はリベンジに燃える三菱電機から得点を積み上げられず大敗。シーズンは中盤に差しかかり、7、8日にはチーム初となる山形・鶴岡市でのデンソー戦、14、15日は秋田・由利本荘市で今季からWリーグ参戦した姫路との「東北ホーム4連戦」を控える。上位進出を果たすには、負けられない試合。1勝でも多く積み重ねていく。【相沢孔志】