池江璃花子が23年初レース「もう少し自分に自信を持ちたい」50mバタフライ1位も不満

23年最初の大会に出場した競泳女子の池江

<競泳:東京都新春水泳大会>◇7日◇第1日◇東京辰巳国際水泳場◇25メートルプール

競泳の池江璃花子が23年最初の大会に臨んだ。

今年最初のレースとなった50メートル自由形は24秒76で2位だったが、続く50メートルバタフライは25秒86で1位となった。それでも結果や内容には納得していない様子。寒さの影響もあって体が動かなかったと明かし、「思っていたレースができず、タイムも散々な結果だった」と振り返った。

昨年暮れからこの日の前日まで、金沢市と新潟県長岡市で計約2週間の合宿を行ってきた。今大会も「合宿の一環として」臨んでいる。8日は100メートル自由形に出場する。

昨年10月の日本短水路選手権、12月のジャパンオープンには出場せず、トレーニングに専念してきた。そうした中で、「今は気持ちの切り替えがうまくできていない。物事を良いほうに捉えられたら」と打ち明ける。「もう少し自分に自信を持ちたい。頑張れているときには、自分は頑張っていると思えるようにしたい。日本選手権(4月)までは時間があまりないが、自分なりに一生懸命やれればいいかなと思う」。前向きな気持ちを取り戻そうとしている段階のようだ。

合宿先で練習に励んでいたため、初詣にはまだ行けていないという。大会後に参拝予定とのことで、「病気しないようにすることと、もう少し気持ちを強く持てるように、神様にお祈りしたい」と話した。【奥岡幹浩】