<フィギュアスケート:全国高校選手権(インターハイ)>◇17日◇埼玉アイスアリーナ◇男子フリー
今季グランプリ(GP)シリーズ2位2回で、ショートプログラム(SP)2位発進の三浦佳生(17=目黒日大)が初優勝を飾った。フリーで151・26点を記録し、合計230・15点で制した。
「前半はよかった」と振り返った通り、序盤は高さのあるジャンプが光った。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)-1回転オイラー-3回転サルコーを決めると、2本目の4回転-3回転の2連続トーループでは出来栄え点(GOE)で2・53点を導いた。
ただ、後半は2つのジャンプで転倒があり、フィニッシュ後は疲労感と悔しさをにじませた。今季からシニアに本格参戦している三浦は、ジュニア課題の今大会へ向け、わずか1週間でスピード調整。キスアンドクライでは「慣れてないっすね。滑り慣れてない」とつぶやき、得点発表直後は首をかしげた。
前日16日のSP後には「静かなる闘志を燃やす1年にしていきたい。試合とかでオラオラしないように頑張ります」と“佳生節”で新年の抱負を明かした。この日は「美女と野獣」の曲にあわせ、力強く滑走。「前半は静かなる闘志でしたけど、後半は暴れました。野獣っぽくて、よかったんじゃないでしょうか」と笑いを誘った。
今後は2月の4大陸選手権(米コロラドスプリングズ)、世界ジュニア選手権(カナダ・カルガリー)の出場を控える。
「全日本の悔しさもあるので、ショートから出遅れないようにしたい。世界ジュニアは優勝だけを目指します」
静かな熱と野獣味あふれる闘争心を胸に秘め、海の向こうでも“佳生ワールド”を展開する。【藤塚大輔】