【ジャンプ】50歳の葛西紀明、0.4点差でW杯本戦出場を逃す 飛距離換算22センチ僅差で涙

予選を終え引き揚げる葛西(撮影・黒川智章)

ノルディックスキー・ジャンプ男子のレジェンド、葛西紀明(50=土屋ホーム)が20日、W杯個人第14戦札幌大会(大倉山ジャンプ競技場、ヒルサイズ=HS137メートル)で、3季ぶりのW杯出場を惜しくも逃した。

選考で代表入りを逃していたが、体調不良による他選手の欠場により、繰り上げで急きょエントリー。前日午後5時ごろの連絡で参戦を知った。

予選では108メートルの73・7点で51位。上位50位による本戦出場を0・4点差で逃した。飛距離換算で約22センチ差の僅差だった。予選前の公式練習では「しばらく飛んでないから」と、感覚を取り戻すため2回飛び、113・5メートル、92メートルだった。

W杯代表入りを逃した15日STV杯後から食事制限なく過ごしていたため、調整など準備時間が足りなかった。予選後は「棚からぼた餅だし、自分の力で取った感じでもないので、ちょっと僕の正義感が許さないかなと思ったけど、50歳だし、せっかくW杯っていうチャンスが巡ってきたので」と参戦を決意した思いを口にした。

21日には個人第15戦の予選に臨む。20年2月札幌大会以来3季ぶり、50代になって初めてのW杯本戦出場を目指して挑戦する。