【Wリーグ】福島出身シャンソン・水野妃奈乃、靱帯断裂から1年ぶり復帰 東北で活躍見せる

9日、アイシン戦で軽快な動きを見せるシャンソン化粧品・水野(右)

東北で雄姿を見せる。Wリーグ・シャンソン化粧品は21、22日、岩手・北上総合体育館でトヨタ紡織と対戦する。福島出身の水野妃奈乃(ひなの、25)は21年11月、右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂し、昨年12月の皇后杯で復帰。05-06シーズンから遠ざかる頂点を目指し、勝負の後半戦に臨む。

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力は出し切ったが勝利はつかめなかった。同一カード連勝を狙った9日アイシン戦。水野は、第1クオーターから3点シュート(3P)を含む7得点と好スタートを切ったが、以降は無得点。試合は相手に3P15本を許し、61-93と大敗した。昨年12月、ケガから復帰。リーグ戦はこの日が8試合目だった。「復帰明けからプレータイムはもらえている。そこで感覚を積まないといけないのに、自分の得意な3Pがあまり点数につながっていない」と今後の修正点を挙げた。

21年11月14日のトヨタ自動車戦で右膝を負傷し、公式戦から離脱。翌日、公式ツイッターやインスタグラムにチームが負傷内容を投稿し、復帰を待つコメントがファンから多数送られてきたが、同様に家族の支えが大きかった。「(自分が)つらいときは、何も言っていないけど分かるみたいで…。(家族が)感じ取ってくれて、電話やLINEをくれたのはすごく助かりました」と振り返り、負傷から1年以上を費やしての復帰戦について「緊張もありましたが、コートに立ってプレーできることは幸せなこと」とプレーできる喜びをかみしめた。

チームは現在、ケガなどで戦線離脱した選手が多く、限られたメンバーで戦っている。「今は人数が少ない中でやっているので、自分はケガすることなく終わりたい。そして『みんなでバスケットができれば』という思いがあります」と後半戦に全力を注ぐ覚悟だ。

静岡に拠点を置くシャンソン化粧品に在籍して4年目。「(21、22日の)岩手に家族が観戦に来るという話は聞いています。自分がケガをする(21年11月の)1日前に観戦していて、1年以上ぶりに(プレーを)見せられるから頑張りたいです」と気合が入る。家族やファンの期待を背負い、背番号「30」はプレーで恩返しする。【相沢孔志】