<バスケットボール・Wリーグ:新潟50-81秋田>◇第9週◇21日◇新潟・アオーレ長岡
1週間前の惜敗を快勝につなげた。アランマーレ秋田が新潟との「日本海ダービー」を81-50で制し、Wリーグ参入後初の同一カード連勝に王手をかけた。小沢彩佳(27)が5本の3点シュート(3P)を含む両軍最多19得点。佐藤千裕(25)は父祐司さん、学生時代の指導者らが見守る中、3試合連続2桁となる11得点をマーク。きっちり活躍をアピールし、昨季にアウェー初勝利を挙げた新潟で今季6勝目を積み上げた。
大事なゲームの入りでチームを勢いづけたのは佐藤千だった。第1クオーター(Q)序盤に連続得点。5点リードの中盤には、ゴール下に切れ込んだ瞬間に足を止め、ディフェンスのタイミングを外してシュート。同Qだけで9得点を挙げた。「とにかく勢いよくいって、自分のペースにしようと心がけた。シュートを決められたのは前(惜敗した14日姫路戦)の反省をして挑めたから」とうなずいた。
第2Qは小沢の時間だった。「仲間がボールを回してくれる時は自分にシュートを決めてほしい時」と奮い立ち3P4本を決め、前半を23点リードで折り返した。第4Qは新潟に連続得点を許したが、序盤の大量リードを守って快勝。小嶋裕二三ヘッドコーチ(HC、55)は「小沢が役割を果たしてくれたので、チームにいいリズムを与えてくれた」とたたえた。
少しでもうまくなろうと、高みを目指した。2人は専用体育館が稼働した昨年4月から一緒にシュート練習をすることが多く、今週もシュート練習を行い、新潟に乗り込んだ。56-60で敗れた姫路戦、小沢の3Pは11本中3本の成功にとどまった。「ホーム戦で『自分がやらなきゃ』と空回りした部分があった。今日はあまり思い込まずに、自分の役割を果たそうとスリーを打てたのが得点につながった」と胸を張った。
「鬼門」をチーム一丸で突破する。同一カード連勝のチャンスはこれで4度目。だが、いずれも2戦目で敗戦。この日は新潟にオフェンスリバウンドを16本取られるなど、失点の危機が多かった。「リバウンドをはじめ、どちらのボールにもなりえるボールをしっかり取りたい」と小嶋HC。球際で競り勝ってボールをつかみ、今日22日も得点源が仕事をこなす。【相沢孔志】