【高校柔道】開志国際が全国切符 OB・保護者一丸でつかんだV 大倉監督「ベスト8目指す」

男子団体戦でV4を決めた開志国際メンバー

<柔道:全国選手権新潟大会>◇21日◇男子団体戦◇鳥屋野総合体育館

男子は開志国際が4連覇(一昨年は実施せず)を決めた。決勝は帝京長岡に4-0で快勝。先鋒(せんぽう)から中堅までの3人で勝利を決める圧勝で、2-0で迎えた中堅戦で遠藤正太(1年)が松本峻(1年)に隅返しと大外刈りの合わせ技で勝ち、勝敗は決まった。開志国際は3月20、21日に東京・日本武道館で行われる全国大会に出場する。

開志国際は最初の3人でV4を決めた。先鋒の冨山樹主将(2年)が大外刈りからのけさ固めで流れを呼び込み、1年生2人が連続勝利。次鋒・新妻颯太は相手指導3個の反則勝ち。中堅・遠藤は開始1分45秒に隅返しで技ありを奪い、残り37秒に大外刈りの合わせ技一本勝ちした。「上を目指すからには逃げない」と遠藤は最後まで攻撃姿勢を貫いた。

大倉太監督(54)は「試合で駆け引きするより、今は地力をつけさすために、返されてもいいから『真っ向勝負しろ』と言っている」と話す。その指示を守っての4-0。引き分けがあったが決勝で誰も負けなかった。勝利に直結したのは慣例を破った年末年始の強化策だった。

例年、県外遠征を多く取り入れてきた。だが今回は学校でみっちり練習を積んだ。「県外に移動するのはリスクが多すぎる」と大倉監督。新型コロナウイルス、インフルエンザ、そして故障を避けた。だからこそ年末年始の練習内容はハード。元日も練習を休まなかった。12月28日から1月3日までは午前2時間、午後2時間の練習。乱取り中心の実戦練習にはOBらも参加した。「抗原検査をしてから来てくれ」と大倉監督はOBにも厳格だった。

年末年始の選手の食事は保護者が当番制で担当。V4へ、OB、保護者も一丸だった。そんな強い支えでV4を決めたチームは全国での上位を狙う。大倉監督は「ベスト8を目指す」と言ったが、冨山と新妻は「ベスト8以上」。遠藤は「優勝を目指します」とさらに上をいく。開志国際の闘志はあふれんばかりだった。【涌井幹雄】