【カーリング】優勝の軽井沢クラブ山口剛史「臼井君とあんなに愛し合ったことなかった」抱擁回顧

試合後にしばらく抱擁するSC軽井沢クラブの山口と北見協会の臼井(C)JCA IDE

<カーリング日本選手権:SC軽井沢クラブ6-2北見協会>◇5日◇北海道北見市・アドヴィックス常呂カーリングホール◇男子決勝

SC軽井沢クラブが2連覇、史上最多を更新する通算10度目の優勝を遂げた。

北見協会(キットカーリングクラブ)は初優勝とはならなかった。

両チームは3日連続で対戦。直接1勝1敗で迎えた最後の決戦を終えたあと、氷上で互いの健闘をたたえ合った。敗れた北見協会のサード臼井槙吾(28)がSC軽井沢クラブのサード山口剛史(38)の胸に頬をうずめ、しばらく抱擁しあう様子は感動も誘った。

試合後にそのシーンについて記者から聞かれた山口は、「臼井君とあんなに愛し合ったことはなかった」と照れ笑い。「この3日間、うちのチームを1番苦しめていたキーパーソンは臼井君」としたうえで、キットカーリングクラブが連日素晴らしいプレーを見せていたことなどを相手に伝え、一方の臼井からはSC軽井沢クラブの強さをたたえてもらったと明かした。「お互いを褒め合う時間になりました」と、熱いひとときを振り返った。