昨年の全国中学(全中)剣道大会個人戦女子で初優勝した佐藤愛海(小針中3年)が九州の強豪、筑紫台(福岡)に進学する。
中学の頂点をステップに、高校では団体、個人で全国制覇に照準を定める。目標は明確だ。「まずレギュラーになる。そして団体、個人とも日本一を目指す」と全国高校総体での2冠を見据える。すでに筑紫台の練習にも参加。「自分がやりたいのはこういう剣道なんだなと思った」。攻め重視のスタイルに好感触を得た。
筑紫台は全国高校総体団体戦女子で06、10年優勝の強豪。姉の美空(日体大2年)もOGだ。「寮生活からすべて自分でやらないと。そこを理解するなら応援する」と姉からは厳しいアドバイスを受けた。「もちろん自分も本気」と覚悟の上で入学する。
県勢女子の全中個人戦優勝は史上3人目。6試合のうち、決勝を含め5試合の延長戦を制した。2年で個人戦3位になり優勝候補とされた重圧にも打ち勝った。小針中の吉田新監督(29)は「優勝を決めたのはメン。コテは通用すると思っていたが3年生になってオールマイティーに打てるようになった」と話す。
祖父母が開いた道場「仁智館」で3歳で竹刀を手にし、剣道一筋。腕を磨こうという意思は物心ついたころからあり、九州に向かうことにも戸惑いはなかった。高校の練習には3月中旬から合流予定。「今は新たな気持ち」と強豪の門をたたく。【斎藤慎一郎】
◆佐藤愛海(さとう・あいみ)2007年(平19)4月21日生まれ、新潟市出身。3歳から仁智館道場で剣道を始める。坂井輪小6年時に全日本都道府県対抗少年大会(男女混合団体戦)で県選抜の大将。県中学総体、北信越中学総体の個人戦は2、3年と連覇した。2段。160センチ。