V2首位の山形、きょう浜松戦 草島華穂が持ち味サーブで存在感発揮だ「自分が行かないと」

サーブ練習をする草島

一瞬の“個人技”に思いを込める。Vリーグ女子2部(V2)首位のアランマーレ山形は18日、静岡・浜松市で4位ブレス浜松と対戦する。両チームは残り4試合でポイント差が「10」。山形が勝利した場合、レギュラーラウンド3位以内が確定。V2優勝とV1との入れ替え戦をかけたファイナルステージ挑戦権を得る。富山出身の草島華穂(25)が、持ち味のサーブで存在感を発揮し、故郷のチームに負けない活躍を誓った。

精度の高い一撃で、雰囲気を一変させる。アランマーレ山形のリリーフサーバー草島は、セット(S)終盤や流れを変えたい場面で出番が訪れる。今季で在籍3年目となり、自分の役割への意識が徐々に変わってきた。

「1年目は名前を呼ばれたら『あ、自分か』という感じで、2年目は『大体これぐらいで呼ばれるかな』。今は『このタイミングで自分が行かないと』。特に20点以降、サーブになるとアウトサイドの代わりではなく、他の選手でも代わるのではないかという意識です」

気持ちの強さが、数字に出ている。草島のサーブ効果率は1年目が6・8%、2年目は9・8%に対し、3年目は16・7%と上昇。打数は減少しているものの、手応えを感じている。その要因は「20点以降でブレークして点が取れたら勝ち負けにつながる。打ち方は特に変えていないですけど、気持ちだけかなと思います」。打つ前のこだわりは、ボールの芯を左手の中指にしっかりはめること。狙いを定め、自分の間合い、決まったポジションでサーブを打ってきた。

シーズンは終盤に差しかかるが、勇気を与えてくれる仲間が地元富山にいる。日本ハンドボールリーグのアランマーレ富山は18日、大阪ラヴィッツに勝つか引き分ければ今季の4位以内が決まり、創部初のプレーオフ進出となる。「同じアランマーレで目標に向かっているからこそ、こっちも頑張らないといけないと思うので、いい刺激になります」と力を込めた。

レギュラーラウンド上位3チームが出場できるファイナルステージ。山形は現在、15勝1敗の43ポイントで、4位ブレス浜松は11勝5敗の33ポイント。18日に山形が勝利すると、浜松が残り3試合でSカウント3-0、3-1の3連勝で勝ち点9を積み上げても並べないため、3位以内が確実となる。それでも北原勉監督(42)は、その先を見据える。

「安全に勝ちにいくのも大切かもしれないですけど、目先の勝利よりもあくまで優勝戦線、入れ替え戦をどう戦うか。やるべきことをしっかりやることです。(3位以内は)気にはしていないです」

前回対戦はフルセットで勝利。雪辱に燃えて全力で勝ちにくる難敵に自分たちの「全員バレー」を貫く。【相沢孔志】