【フィギュア】ワリエワのドーピング問題 ISUが「過失なし」ロシア判断に異議唱えCASに提訴

国際スケート連盟(ISU)は22日、昨年2月の北京オリンピック(五輪)でドーピング問題が発覚したフィギュア女子のカミラ・ワリエワ(ROC=ロシア・オリンピック委員会)に過失はない、としたロシア反ドーピング機関(RUSADA)の判断に異議を唱え、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴すると発表した。

RUSADAがワリエワについて「何の責任も過失もない」とする決定を下した。そのため、裁判所は、2021年12月にサンクトペテルブルクで開催されるロシア・フィギュアスケート選手権での成績を失格とする以外の制裁を課さないこととした。

ISUは今年1月26日にロシア語と英語による決定理由文書の写しを、同2月2日に調査書の全コピーを受け取ったという。その検証を行った結果、この日までにCASへ上訴することを決断した。

ISUは「全ての若いアスリートがドーピングから保護されなければならないと考えている。この担保は若いアスリートを制裁から免除することで実現するものではない」とし、CASの独自判断に則って21年12月25日からの資格停止期間とメダル、ポイント、賞の没収を含む、この期間に成し遂げた全ての成績の失格を要求している。その上でCASは北京五輪フィギュア団体(ROCが1位)の最終結果を決めるという。

RUSADAの判断に関しては、前日21日に世界反ドーピング機関(WADA)も不服としてCASに提訴。4年間の資格停止処分などを求めている。