「同世代」に負けない。Wリーグ・アランマーレ秋田が25、26日、1カ月のシーズン中断を経て、愛知・碧南市でアイシンと対戦する。
上位8位までが臨めるプレーオフ(PO)進出に向け、3連勝中のチームは現在9位と好位置につける。小沢彩佳(27)は昨季まで在籍した砂川夏輝(27)との対戦を心待ちにし、攻守で奮闘を誓った。
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1試合の勝敗が順位に大きく影響するシーズン終盤。リーグ参入2年目で初のPO進出を狙うチームは、小沢の活躍が必須。昨季リーグ5位の3点シュート成功率は今季もチームトップで、外角から相手にプレッシャーを与えるなどオフェンス面での活躍が光る。だが、プレーには満足していない。「スリーで得点を稼ぐことは当たり前で、スチールで流れを変えたり、リバウンドでもデータを残していければ」と、ディフェンス面での貢献を誓った。
砂川は今季全18試合に途中出場。1月21、22日の富士通戦では、2試合連続でチーム最多の2桁得点を挙げた。小沢は「シックスマン(サブメンバーの中で特に活躍できる選手)で、チームの流れを変える役割。砂川のプレーで勢いづき、アイシンが助かる部分もたくさんあると思うので(マッチアップする可能性が高い砂川を)食い止めたい」と闘志を燃やした。
昨季終盤、チームの得点源として活躍した砂川について小沢は「一緒にコートに立つだけでも、自分のやる気を起こさせてくれる。自分も頑張ろうと引っ張ってくれる存在」と話し、砂川も「(小沢は)同世代で話しやすい。練習でこういうことがやりたいと言うと『分かった』とつき合ってくれた」とお互いをリスペクトしていた。
昨季まで切磋琢磨(せっさたくま)したチームメートが、今回はPOを目指すライバルとして、立ちはだかる。「砂川はスピードがあって得点も多く取れる。オフェンスでは抜かせず、自分が多く得点を取りたい」。アイシンにとっては今季最後のホーム戦。だが、好き勝手にやらせる気はない。【相沢孔志】
<とっておきメモ>
小沢が意識する同世代は、山形・酒田市にもいる。Vリーグ女子2部アランマーレ山形で主将を務める木村友里(27)は、チームの運営母体「プレステージ・インターナショナル」の同期入社。2月にはホーム戦を観戦し「友里が頑張っていたのを見て自分も頑張ろう」と刺激を受けた。
山形はすでに今季の3位以内を決めており、V2優勝とV1との入れ替え戦が懸かる3月のファイナルステージに出場する。「山形も目標を達成しようとチーム一丸で頑張っているので、私たちも負けずに頑張ります」と意気込んだ。
木村と同じ在籍5年目。「ウィンさん(平松飛鳥主将)が歌っているのを見て、歌うことにしました」と、ホームの試合前に流れる「秋田県民歌」を昨季は覚えている範囲だったが、今季はすべて歌えるようになった。バレーボールで盛り上がる山形に負けじと、持ち味の3点シュートで「バスケット王国・秋田」を沸かせる。【相沢孔志】