<とっておきメモ>
競泳女子で五輪2大会連続出場中の池江璃花子(22=ルネサンス)が6日、4月1日より横浜ゴムとパートナーシップ契約を締結すると発表した。今月に日大を卒業し、4月から同社広報室の業務にも携わるという。
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「常に挑戦者であり、先駆者であることで苦難を乗り越えてきた」
会見で横浜ゴムの山石昌孝社長は、自社と池江の歩みを重ね合わせた。
1917年(大6)に創業し、タイヤ商品などを販売する同社にスポーツ選手個人が所属するのは初の事例という。池江との接点はなかったが、広報担当者は「池江さんの思いと我々の思いが合致した」と契約に至った理由を説明した。
横浜ゴムにとっての「苦難」は何度も訪れたという。1920年(大9)、横浜市平沼町に「平沼工場」が完成したが、わずか3年後の関東大震災で壊滅。1929年(昭4)に同市鶴見区に完成した「横浜工場」も1945年(昭20)、第2次世界大戦の空襲で操業不能となった。
オイルショック、リーマン・ショックなどを乗り越え、現在は世界140カ所以上に拠点を置き、2万7000人以上の従業員を抱える。池江は19年2月に白血病の診断を受け、闘病生活、厳しい練習を乗り越えて21年東京五輪(オリンピック)の舞台に立った。山石社長は「困難を乗り越え、新たに夢に向かって進む池江選手に深く共感した。グローバルな舞台での活躍を期待しています」と新たな仲間を歓迎した。
4月以降の池江は競技生活を最優先としながら、広報室の業務としてPRイベントへの参加などが検討されている。
「どちらかというと水泳選手の方をメインに活動しますが、たくさん社会のことを学んでいきたい。高校生の時から言っていましたが、人間として、人として、成長できるように頑張りたいです。人として、社会人として、皆さんの一員となっていって、世界で活躍できる選手になれるように頑張ります」
次の照準は4月の日本選手権。7月に福岡で行われる世界選手権の選考会から、横浜ゴムのウエアを着用する。【松本航】