【フィギュア】箱根駅伝優勝3度・上田誠仁元監督のめい、エリー・カムが自己最高 ペア米国代表

ペアSPでの演技を終え笑顔を見せるエリー・カム(左)ダニー・オシェア組(撮影・横山健太)

<フィギュアスケート:世界選手権>◇22日◇さいたまスーパーアリーナ◇ペアショートプログラム(SP)

箱根駅伝で山梨学院大を3度の優勝に導いた上田誠仁元監督(64=現同大学顧問)のめいにあたるエリー・カム(18=米国)が、初出場で9位発進した。

別のパートナーと18年4大陸選手権優勝経験を持つダニー・オシェイ(32)とのペアで、自己ベストの63・40点を記録。3回転のツイストリフトや、2人そろっての3回転サルコーなどで加点を得て、従来の自己最高62・07点を上回った。カムは「とても興奮しました」と笑顔を見せた。

国際スケート連盟(ISU)によるカムのプロフィルの欄には、生誕地が「Yokota Air Force Base JPN」(米軍横田基地)と記されている。母が日本人で幼少期に渡米し、オシェイとは結成1季目。23日のフリーへ、弾みをつけた。【松本航】