<競泳:日本選手権>◇第4日◇7日◇東京アクアティクスセンター◇男子200メートル平泳ぎ決勝
男子200メートル平泳ぎで、元世界記録保持者の渡辺一平が、復活ののろしを上げた。21年東京五輪代表の佐藤、昨年世界選手権銀メダルの花車ら実力者ぞろいの決勝で勝ちきり「(2分)7秒台は3年ぶりぐらい。また日本一の座に返り咲いたのは、うれしい」とほほえんだ。
道は険しかった。東京五輪出場を逃すと、昨年には左膝を負傷。193センチの長身を満足に操れなかった。今年2月には腰を痛めたが、12年ロンドン五輪同種目銅メダルの立石諒氏を指導した高城直基コーチに師事。厳しい練習を仲間と笑いながら乗り越え「200メートル平泳ぎは駆け引きがたくさん。誰よりも楽しんだ選手が勝てる」と心に誓った。
世界選手権は出身の大分の隣県にあたる福岡開催。地元九州での大舞台へ「世界で一番努力をして、世界記録を出せる自信を持ってレースに臨む。誰よりも水泳を楽しんで、誰よりもきついことをやりたい」と晴れやかな表情で宣言した。