【バレーボール】ブラン監督熱弁「勝者のメンタル育てる」パリ五輪出場へ主将石川祐希らキーマン

【イラスト】バレーボール男子代表メンバー表

パリ五輪出場を目指すバレーボール男子日本代表の登録メンバー37人が7日、発表された。

フィリップ・ブラン監督(62)は主将の石川祐希(27=ミラノ)、高橋藍(21=日体大)らをキーマンに指名。メンバーには代表で主将経験のある柳田将洋(30=ジェイテクト)は2年ぶりに復帰、初選出6人が名を連ねた。ミュンヘン大会以来52年ぶりとなる五輪でのメダル獲得に向け、「龍神 NIPPON」が始動する。

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ブラン監督の言葉に熱がこもった。「ALL FOR PARIS CATCH OUR DREAM!」。パリ行きの切符をつかむために掲げられたスローガン。五輪予選を9月に控え、選出した37人には“全員バレー”を意識付けた。「勝者のメンタルを育てる」。その先に、ミュンヘン五輪以来52年ぶりとなるメダルが待っている。

キーマンには、イタリアで研さんを重ねる2選手を指名した。経験豊富な主将石川には「試合だけでなく、ロッカールームでのリーダーになる」とまとめ役として全幅の信頼を寄せた。そして日体大に所属したまま、イタリアリーグ・パドバでプレーするエース高橋藍には「速い球への対応など、海外から経験を持ち帰ってほしい」と、惜しみない技術の還元を求めた。

2人だけではない。メンバーには、オポジット西田やセッター関田ら不動の実力者がそろう。だが、五輪予選は9日間で7試合を戦うハードスケジュール。指揮官はバックアップメンバーの強化を課題に挙げ、初選出6人を含めた戦力の底上げを狙う。2年ぶりに選出された柳田は、18年から21年3月まで代表主将を務めており、若手の“お手本”にはうってつけの存在。南部強化委員長は「経験や統率力で若手を引き上げて欲しい」と期待した。

21年10月にコーチから昇格したブラン監督。22年は世界ランキングを11位から7位まで上げ、強豪イランを押しのけてアジアの首位に立った。秀でるのはその“目”。昨年末には天皇杯などへ足を運び、個々の能力をチェック。今年2~3月には、若手有望株のみでの合宿を敢行した。今回のメンバーには高橋藍に加え、3人の大学生も選出。身長200センチの甲斐優斗(専修大)には「成長を続けるならAチームもある」と言った。9月まで6カ月弱。フラットな目線で、精鋭を絞り込んでいく。【勝部晃多】

▽石川祐希(会見にビデオメッセージを寄せ)「身が引き締まる思い。(五輪予選は)日本開催で、ファンの声援がもらえることがうれしい。オリンピック出場を見届けてもらえるよう、チーム一丸となって戦う」

◆パリ五輪への道 出場枠は開催国フランスを含む12。9~10月に開催される五輪予選「ワールドカップバレー」は、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、日本、ブラジル、中国の3都市で対戦。各組上位2カ国が出場権を得る。ここで獲得出来なかった場合は、五輪予選で出場権を獲得した6カ国とフランスを除いた世界ランキング上位5カ国が出場権を得る。日本が五輪予選で出場権を逃した際は、ランキングを上げる、または維持するため、来年行われる国際大会「ネーションズリーグ」に出場し白星を重ねていくことが必要となる。

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