88年ソウル五輪(オリンピック)競泳男子100メートル背泳ぎ金メダルで日本水泳連盟の鈴木大地会長(56)と、92年バルセロナ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダルで同連盟スポーツ環境委員会の岩崎恭子委員長(44)が9日、競泳の日本選手権が行われている東京アクアティクスセンターで新プロジェクト「Wear to Fashion」をアピールした。
このプロジェクトは今回の日本選手権から始まり、水着やチームウエアなどを回収して、再使用やリサイクルにつなげていく試みだ。鈴木会長は「選手によっては(水着を)1度着て、2度と使わない人もいる。選手の気持ちもよく分かる」と競技者目線に立ち「何か次に活用できないかと思った。社会のお役に立てれば。世界には水着を持っていない子どもたちもいる。(今回で)きっかけを作って、今後は水泳の世界的な普及にもつながればいいと思います」と意気込んだ。
プロジェクトは22年夏から準備を進め、選手たちもSNSでの発信や、実際に衣類を持ち込むなどして協力している。岩崎委員長は「最初は『水着って、リサイクルできるのかな?』と思った。選手たちも『捨てるのはもったいない。何かできないかと思っていた』と言ってくれました」と明かし、旗振り役として、社会貢献活動のさらなる発展を誓った。【松本航】