【Wリーグ】シャンソン「事実とその背景において異なる」パワハラはあらためて否定

2月25日、Wリーグの富士通戦で、ベンチから戦況を見つめるシャンソン化粧品の杉山部長(左)と川村代表

バスケットボール女子Wリーグの名門シャンソン化粧品は11日、大量退団選手の一部がパワーハラスメント被害を主張していたと伝えた本紙報道を受け、「事実とその背景において異なる」と反論した。チーム公式サイトに掲載した。

チーム発表によれば、昨年12月に皇后杯で敗退した直後のミーティングにおいて「退団選手のうち1名が、チームメートに対して暴言や怒鳴り声を上げるなどの行き過ぎた言動」をとったと説明。その影響によって「2名の選手が精神的に追い込まれ、1名は入院、1名は1カ月の自宅療養を要する旨の診断を受ける事態となりました」と明かした。

こうした事態を受けて、チーム上層部は現場のマネジメントが困難となったと判断。「フロントから前記言動をした選手に対し、チームとしての規律を守るため、就業規則に則って何らかのペナルティーになる可能性があることを伝えた」とした。そのうえで「パワーハラスメントに該当するものではございません」とあらためて強調した。

一方で関係者は、1人の選手が「行き過ぎた」とされる言動に至ったことは、ミーティング中にチームメートから受けた無配慮な発言が発端だったとかばう。その発言者は周囲に促され、ミーティング中に謝罪。その後、チーム発表にある「精神的に追い込まれ」たことで自宅療養に入ったという。

日刊スポーツの取材に対してチーム側は、退団選手の一部が退職届にパワハラ被害を受けた旨を記し、心療内科の診断書とともに提出したことは事実と認めている。

シャンソンはシーズン途中の2月、主力を含む7選手の退団と李玉慈監督の引責辞任を発表。異例の事態を受けてWリーグは現在、退団選手への聞き取り調査を行っている。【奥岡幹浩】