B1の新潟アルビレックスBBは22、23日、富山グラウジーズとアオーレ長岡で対戦する。21日は試合会場で練習した。新潟はB2降格圏(下位2チーム)の全体最下位24位。22位滋賀レイクスが勝ち、新潟が敗れると22日にも降格が決まる。崖っぷちの一戦、最年長のSF池田雄一(39)がチームを落ち着かせ残留に望みをつなぐ。
追い込まれた状況にも池田は動じない。「前から大事な試合が続いている。自分は気持ちを変える必要はない」。コナー・ヘンリー監督(59)が40分以上話しながら富山の攻撃の形を確認した全体練習後、得意の3点シュートを打ち込んだ。
新潟一筋17シーズン目。18-19年の中地区優勝を知るただ1人の選手。その後の衰退も見てきた。「起こったことはすべて分かっている。ジタバタすることはない」と受け止める。その上で「やれることをやるだけ」と気持ちを高めた。
ここ3試合は連続出場しているが、3月22日のSR渋谷戦から4月5日の富山戦前まで6試合連続で出番がなかった。練習から好調を維持していただけに「モチベーションを保つのが大変だった」。そんな時期を乗り越えたベテランがチーム最大の危機で精神的な支柱になる。主将のPG渋田玲音(24)は「池田さんがコートにいるといろいろ聞ける」と信頼を寄せる。
「攻撃が悪い時間帯に守備でタフにやらないと」と池田はチームメートに注意を促す。残留には勝つしかない。「試合で集中するだけ」。修羅場をくぐってきた背中でチームを鼓舞する。【斎藤慎一郎】
○…主将のPG渋田はB2降格危機について「1カ月半前から危機感に変わりはない。どのゲームも落とせないのは分かっているし、自分たちのやるべきことに集中するだけ」と話す。富山戦はホームのアオーレ長岡での開催。残留を期待する地元ファンに向けて「声援は感じている。歓声が起こるようなプレーをしたい」と勝利を誓った。