【カーリング】開幕8連勝で準決!“チャッスー”松村千秋・谷田康真組、MD世界選手権で大躍進

松村千秋(右)と谷田康真(2021年9月20日撮影)

<カーリング混合ダブルス(MD)世界選手権:日本代表7-5スペイン代表>◇27日◇韓国・江陵◇1次リーグ(L)

カーリング混合ダブルス日本代表の松村千秋(中部電力)谷田康真組が開幕8連勝を飾り、準決勝進出を果たした。B組の1次リーグ(L)第8戦に臨み、7-5でスペイン代表に勝利。日本史上初の4位以上を確定させた。

「チャッスーペア」の愛称で知られる2人の勢いは、この日も止まらなかった。不利とされる先攻の第1エンド(E)で2点をスチールし、幸先のよいスタートを切った。

その後は点差を詰められたものの、4-3で迎えた第6Eに1試合で1度だけ行使できるパワープレー(ストーンの初期配置を左右どちらかにズラし、複数得点を狙う作戦)を選択し、このエンドで3点を奪取。相手の反撃をかわした。

2年連続で世界選手権に出場中の2人は、1次L初戦のドイツ戦を7-6で制すと、スウェーデンやノルウェーなどの欧州勢からも勝利。破竹の勢いで連勝街道を突き進んできた。

1年前の前回大会は、1次Lで6勝3敗と白星を先行させながら、プレーオフ進出を逃した。そこから2人は、混合ダブルスへの専念を決断。谷田は昨年6月に4人制のコンサドーレを退団し、松村も4人制の中部電力で控えのリザーブに回るようになった。海外ツアーなどで経験を積み、今年も世界選手権の舞台へ戻ってきた。

今大会前に谷田は「世界選手権のアイスでいかに1勝でも多くあげられるかということを、1年かけて2人で話し合ってきました」と意気込み、松村も「コミュニケーションは格段によくなっている」と自信をのぞかせていた。その言葉通り、今大会は密な対話を重ね、1つずつ白星を重ね続けた。

すでに1次L突破を決めた「チャッスーペア」は、今日27日午後6時からスイスとの1次L最終戦に臨む。日本史上初のメダル獲得が懸かる準決勝は、28日午後6時から行われる。

◆混合ダブルス(ミックスダブルス)とは

1チーム(男女各1人)が5個ずつストーンを投げる。各エンドはストーン2個をあらかじめ配置した状態からスタート。1人が1投目と5投目を投げ、もう一方の選手が2~4投目を担う。各チームとも、1試合で1度だけパワープレー(ストーンの初期配置を左右どちらかにズラし、複数得点を狙うこと)を行使できる。10エンドで終了の4人制と異なり、試合は8エンドで終了となる。オリンピック(五輪)では、18年平昌大会から正式種目に採用されているものの、日本から出場したペアはいない。