【リーグワン】静岡・堀川HCが今季総括「成長を分かりやすく表現できた」王者沈めた一戦評価

オンラインで取材に応じる静岡ブルーレヴズの堀川ヘッドコーチ

ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズが、第16節(23日)トヨタ戦(27●37)で今季を終えた。

5勝2分け9敗の勝ち点30。新リーグ、新チームとなって2季連続の8位。プレーオフ進出(上位4チーム)を逃した。本紙のオンライン取材にこのほど応じた堀川隆延ヘッドコーチ(49)は「悔しさしかない」と今季を振り返った。

ただ結果に不満を残すも大きな手ごたえをつかんだシーズンとなった。練習で取り組んだプロセスに間違いはなかったとし「我々のプレー哲学のセットピースでは大きな成長があった」。リーグ戦35連勝の王者埼玉に土をつけた第15節(44○25)を挙げ、終盤残り5分でラインアウトからモールを押し込み得点したプレーや、最後に自陣スクラムで押し勝ちファウルを奪った場面について「成長を分かりやすく表現できたプレーだった」と話した。

成長を見せたという選手の名をベテランも含め、何人も挙げた。NO8クワッガ・スミス(29)が第11節東京ベイ戦で負傷。登録メンバーから外れた。その穴を埋めたマルジーン・イラウア(29)を「パフォーマンスが素晴らしかった」。若手ではアーリーエントリーでシーズン後半に出場したSO家村健太(22)やWTB槙瑛人(22)について高評価。攻守で体を張った2季目フランカーのジョーンズ・リチャード剛(23)なども挙げ「若手が伸びてきた」と実感を込めた。

一方で反省点に「一貫性をもって試合で力を発揮できなかった」と語った。実力差のない相手に勝ち切れなかったことなどを反省。「常に8~9割の力を出し続けるパフォーマンスをまだもてていなかった」。反則が204回とリーグ3番目に多かったことも「ヤマハ発動機時代から規律に厳しく取り組んできたが、まだ足りない」とし、来季の課題に位置づけた。

チームは今後、7月後半ごろから全体練習を始動させる。スクラムやラインアウト、モールなどからのセットプレーについて、強みを最大限磨き上げる覚悟だ。「突き抜ける強さにしたい」と力を込め、「来季こそ4強入り、そして日本一の目標を達成したい」と決意を示した。【倉橋徹也】