ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの昨季日本代表、ロック大戸裕矢(33)とフッカー日野剛志(33)が日刊スポーツのオンライン取材にこのほど応じ、今季の振り返りと今後への意気込みなどを語った。
新チーム2季目の今季、成績は5勝2分け9敗。昨季同様の8位に終わった。
大戸 それなりに戦えただけに悔しい。力はあるが勝てなかった。この順位で終わるチームではない。
日野 昨季と順位は同じでも大敗がなく、接戦が増えて内容は良くなっていた。いろいろな選手が出て勝つこともでき、チームのレベルアップを感じた。
チームは「レヴズスタイル」と呼ぶ、スクラムやラインアウト、モールからのセットプレーを強みに掲げる。旧ヤマハ発動機時代から積み上げたものだ。
日野 今まで以上に自信があり、試合でいいシーンがたくさんあった。結果的に僕もたくさんトライ(9本)でき、モールからのトライが多かった。
大戸 個人的に何試合かでラインアウトのボールを取れないところがあった。勝負どころでのミスを来季はなくし、大事な局面でしっかり獲得しスコアにつながるようこだわりたい。
共同主将2人をはじめ、多くのけが人で苦戦した。その分、若手に出場チャンスが巡った。日野は、1勝目ができずに迎えて完封した6節ホーム東葛戦(21○0)、2主将が不在だった12節BR東京戦(19○15)、無敗の首位に土をつけた15節埼玉戦(44○25)を印象に残った試合に挙げた。
日野 東葛戦は粘り強く戦え、その後のBR東京戦でも2主将を欠く中での粘りにつながった。若手に関しては頼もしい。いずれ中心選手になってもらえたらレヴズの未来は明るい。
事業部の努力でホームでの最終節トヨタ戦(27●37)に1万人超が来場した。
大戸 みなさんにはチームを盛り上げていただき、感謝しかない。
日野 大勢の観客は刺激になった。チーム認知度も少しずつ上がっていると感じる。個人的に今季からホーム戦で親子ペア5組を招待する「ヒノタケシート」を企画した。ファンと近くなれ、やって良かった。
2人は今季の反省点をふまえ、来季を見据えた。
大戸 セットプレーで得点していくことが大事。陣形が整っていない中でもピンチではなくチャンスメークできるようにしたい。
日野 チームの成長を来季の成績につなげ、開幕ダッシュから一気にプレーオフ出場につなげたい。
チームは今季を終えて退団選手を発表した。
大戸 長年プレーした選手の退団は寂しい。特に三村さんは「ヤマハ(レヴズ)スタイル」を作ってくれたような選手。まだ一緒にプレーしたかった。
今年はW杯開催年(9月、フランス)。2人は代表候補招集を心待ちにする。
大戸 追加であっても呼ばれたら全力を尽くす。
日野 選ばれたら一生懸命プレーしたい。呼ばれるよう、諦めず準備する。【まとめ・倉橋徹也】