ステップアップする。Wリーグ・アランマーレ秋田は11日、秋田市内で23-24シーズンに向けて始動した。
平松飛鳥(28)ら12選手と小嶋裕二三ヘッドコーチ(HC、55)が1時間半の公開練習に参加し、ボールを使用した体幹トレーニングやハンドリング、シュートなどで初日を終えた。リーグ参入2季目の昨季に出た課題の克服やプレーを突き詰め、惜しくも届かなかった「プレーオフ(PO)進出」に前進する。
昨季最終戦の3月19日から約2カ月。Wリーグ3季目を迎えたアランマーレ秋田が、新シーズンに向け、第1歩を踏み出した。6選手がチームを退団。大卒3選手を含む12選手が体育館に姿を現した。鋭い視線で選手の動きを確認した小嶋HCは「いくつか新たなテーマも作り、基礎的なこともやっているが、選手が順応してくれている感じがする。今までの過去2年のシーズン始めよりはいい」とうなずいた。
課題は明確だ。参入初年度21-22シーズンの1試合平均55・8得点は、リーグ最少で2勝22敗。姫路が新規参入し14チームで戦った昨季は8勝18敗で10位と躍進したが、同60・9得点は最少で2年連続。3試合は10点差以内で敗れた。小嶋HCは「1人1人がボールをもらってゴールに攻められるだけのスキルをつける。スキルの後に精度を上げる訓練を徹底的に重ねていきたい」と得点力アップに照準を合わせた。
昨季以上の期待を背負い、上位へと勝ち上がる。「PO進出という目標を掲げて達成できなかった思いから、もう1回自分が引っ張って達成したい」と3季連続で平松が主将を務めることになった。自身の目標であった全試合出場を達成。通算出場時間、得点数も最多でチームに欠かせない存在となった。「バスケ以外の栄養や睡眠などにも気を使って、さらにコンディションを高められたら」と意気込む。
同じ「アランマーレ」の名前を背負うチームとして、快挙を成し遂げる。昨季はバレーボールのアランマーレ山形が悲願のVリーグ1部昇格を決め、ハンドボールのアランマーレ富山はPOに初進出した。「3チームともPOや上位リーグに行けたらいいなと思っていたので、今年はさらにPOに進出したい気持ちは強い」と平松。3度目の荒波に立ち向かうべく、最善の準備を進める。【相沢孔志】