【柔道】新添左季が初優勝「自信を持てなかったけど、成長できたかな」パリ五輪金候補に名乗り

<柔道:世界選手権>◇11日◇第5日◇カタール・ドーハ◇決勝◇女子70キロ級

女子70キロ級で昨年3位の新添左季(26=自衛隊)が初優勝した。準決勝で2連覇中のマティッチ(クロアチア)を破り、決勝でドイツ選手に一本勝ち。日本勢の制覇は、ともに五輪女王の上野雅恵と新井千鶴以来3人目となった。男子90キロ級は村尾三四郎(22=JESグループ)が銅メダル。準決勝で21年東京五輪覇者のベカウリ(ジョージア)に敗れたものの、3位決定戦を制した。ともに来年のパリ五輪代表に前進した。

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「秘蔵っ子」新添が頂点に立った。171センチの長身と長い手足から繰り出す立ち技が武器。決勝はスコッチマロを得意の内股から寝技で仕留め「腐らずに努力してきた結果が出て良かった」と涙した。日本女子の増地監督が根気強く成長を待ち続けた逸材。就任直後の16年末、後に東京五輪で金メダルをつかむ新井を、山梨学院大2年(当時)の新添が破った試合に夢を見た。昨年も、指導陣は反対を押し切って実績の乏しい新添を世界選手権代表に初選出。3位に入り、今回の世界一へつながった。増地監督は「感慨深い」と目を細め、覚醒した大器も「今までは自信を持てなかったけど、成長できたかな」。パリ五輪の代表どころか金メダル候補に名乗り出た。(共同)

◆新添左季(にいぞえ・さき)1996年(平8)7月4日、京都府生まれ。奈良・天理中高時代は無名だったが、山梨学院大2年時に講道館杯で優勝。18年アジア大会や21年の全日本選抜体重別選手権も制覇した。世界選手権の混合団体は大会3連覇を狙う。左組み。世界ランキング4位。