石川佳純はなぜ卓球を始めたのか 父・公久さん「『やりなさい』と言ったことは1度もない」

家族と写真に納まる石川佳純さん(左から3人目)。左から父公久さん、妹梨良さん、1人おいて母久美さん(家族提供)

卓球女子でオリンピック(五輪)3大会連続メダル獲得の石川佳純さん(30)が18日、都内で引退会見を開いた。石川さんがラケットを握るきっかけとなった元卓球選手の父、公久さん(59)は「佳純を超える選手」の育成計画を明かした。

公久さんは現在、福岡で単身赴任中。週末に山口の自宅に帰宅した際は、卓球教室を開いて子どもたちを指導している。退職後の夢を聞くと「石川佳純以上の選手を育てないけんしね」と、愛娘にそっくりな人懐っこい笑顔を見せた。

小学校から大学まで卓球部に所属。休憩を経て、30歳からクラブチームで活動を再開した。妻の久美さんも元国体選手。佳純さんはそんな両親の姿を見て、7歳で卓球を始めた。

「『卓球をやりなさい』と言ったことは1度もない。急に本人がやりたいって言い出したから、じゃあやろうかっていうぐらいだった。今の強い選手って結構小さい時から親御さんがスパルタでやったりとかしてるけど、うちはそんなのほとんどなかったなあ」と、振り返る。

佳純さんは中学から親元を離れ、大阪で生活を始めた。その際も「自分が好きで選んだ卓球の道だから行ってきなさい」と、温かく送り出した。のびのび育てる幼少期の教育が、今の佳純さんの土台をつくっている。