【リーグワン】横浜が3位決定戦に勝利「一体感を生んでいる」コーヒーブレークがチームを1つに

嶋田直人(2020年1月18日撮影)

<ラグビー・リーグワンプレーオフ:横浜26-20東京SG>◇19日◇3位決定戦◇東京・秩父宮ラグビー場

横浜(旧キヤノン)は、チーム史上初の3位でシーズンを終えた。初めてつかんだプレーオフの舞台。準決勝は前回覇者の埼玉(旧パナソニック)に敗れたが、3位決定戦で東京SG(東京サントリーサンゴリアス)に勝利した。昨季は6位。今季の躍進には、コーヒーブレークの存在が大きかったのかもしれない。

フランカーの嶋田直人(31)は言う。

「より一体感が出ている。チームが、チームのために、そういう思いが去年より強くなってる」

嶋田は続けた。「特にコーヒーの時間がいいと思う」。今年から試合の2日前などに、練習場の近くのカフェに選手が自然と集まるようになった。日本人選手だけではなく、外国人選手も。多い時で20人近い選手が、同じ空間で香り高き一杯に舌鼓を打つ。

長い時には、そのカフェで2、3時間滞在するのが、いつの間にか習わしとなった。嶋田は「いい文化が出来ていて、一体感を生んでいるのかなと思う」とうなずいた。一杯500円程度のコーヒーは、選手それぞれが割り勘。店内に漂う深い香りの中、ラグビーの話はもちろん、プライベートの話題、選手が今抱えている悩みや思いなど、話は尽きない。

互いを知ることで、今まで以上にチームの輪が濃いモノとなった。嶋田は「やっぱり、こいつのために、というのが、気持ちが生まれるのかな」。グラウンドの中だけでは計り知れなかった思いが、日常の何げない場所で深まった。「選手が今どういう状況で、どういう思いかも知っている。だからこそ、しんどい時にこいつのためにって、足が一歩出る」。コーヒーを通して、チームに味わいが増した。新たな歴史を紡ぐ、目覚めの一杯となったようだ。