<体操:NHK杯>◇21日◇東京体育館
東京五輪個人総合、種目別鉄棒で2冠の橋本大輝(21=順大)が3連覇を飾った。
世界選手権(9月、ベルギー)代表3次選考会を兼ね、同じく3連覇を飾った4月の全日本選手権の得点を持ち越して行われた個人総合。すでに内定を得ての試合となっていたが、この日は6種合計84・098点、合計255・595点と積み上げて、後続の追い上げを許さなかった。3連覇は、09年から18年大会まで10連覇した内村航平以来となった。
「全日本の疲れがあったので、試合が進んでいくにつれて疲労感出てきたんですけど、なんとかけがなく終えられた事は良かったと思ってます」。
2種目目のあん馬で落下があった。3種目目以降は出場選手上位の得点を並べたが、最終の鉄棒でも大技のリューキンで落下。さらに着地では全身をつる過酷な状況で、体勢を崩さなかった。疲労困憊(こんぱい)でも、王者の座は渡さなかった。
年明けに腰の疲労骨折が判明し、回復途上で難度を落とした。「難度を下げて試合を行っていたので、収穫はEスコアが取れたら良かったですけど、あまり内容も自分の中で満足いかなかった。収穫は反省点で、今後にいかしていきたい」と、安定性を欠いた演技を振り返った。
個人総合で2連覇、団体での金メダルも期する世界選手権まで4カ月。「もっともっと突き詰めてやりたい。技も難しくして、完成度も高くして勝ちきって、世界選手権で優勝してパリ五輪につなげていきたい」と誓った。