【競泳】渡辺一平、今季世界2位タイでV「代表として恥ずべき」に発奮 日本のお家芸復活目指す

東京都選手権の男子200メートル平泳ぎを制した渡辺一平(中央)と2位の佐藤翔馬(左)、3位の深沢大和(撮影・松本航)

<競泳:東京都選手権>◇最終日◇4日◇東京アクアティクスセンター◇男子200メートル平泳ぎ決勝

元世界記録保持者の渡辺一平(26=トヨタ自動車)が、今季世界2位タイの好記録で頂点に立った。

2分7秒55をマークし、2位の佐藤翔馬(東京SC)に3秒56差。7月の世界選手権(福岡)前最後となる200メートルのレースで、想定以上のタイムをたたき出し「日本のお家芸復活に向けて、佐藤選手と頑張りたい。2人で世界を脅かしたい」と力強く意気込んだ。

この日の予選は2分14秒35の5着。レース後に高城直基コーチから「何してんだ。日本代表として恥ずべきこと」と厳しい言葉を投げかけられた。男子200メートル平泳ぎはかつて北島康介さんが五輪(オリンピック)、世界選手権を2度ずつ制した種目。身長193センチの実力者が、自国開催の大舞台で飛躍する。【松本航】