【ラグビー】リーチ・マイケルの落ち込み対処法は“あの芸人”を見て笑う?「一番の薬はお笑い」

トークイベントで思いを語る日本代表のリーチ・マイケル(撮影・松本航)

ラグビー日本代表として9月開幕のフランス大会でW杯4大会連続出場が懸かる、フランカーのリーチ・マイケル(34=東芝ブレイブルーパス東京)の後押しはYouTube? 

8日、都内で「ラグビーマガジン×リーチマイケル~COFFEE TALK 2023 at 東京・丸の内(常磐橋タワー)~」に出演。ラグビーマガジンの田村一博編集長らベテラン記者陣とコーヒー片手に、ファンの質問にも答えながらトークを展開した。

落ち込んだ際の対処法は「一番の薬はお笑い。YouTubeで笑う。落ち込んだ時は遠くに離れて『人生において、これが落ち込むべきものなのか?』『経験ではないか?』と考える」という。好きなお笑いタレントを問われて「ロバート秋山です」と即答した。

5月に閉幕した今季のリーグワンでは、印象に残った選手に東京サントリーサンゴリアスの山本凱(22)、三菱重工相模原ダイナボアーズの坂本侑翼(24)と若きフランカーを選んだ。リーチは「山本凱、坂本のタックルをインプットして、YouTubeを見てイメージしたい。坂本のタックルを受けて、本当に痛かった。小さいフランカー(176センチ)で思い切りぶつかってくる。山本凱は(攻撃側が)ステップにいくところがなく、突っ込んでくる。高校生、大学生もかなり見た方がいい」と次世代の“教科書”としても推薦した。

12日からは千葉・浦安合宿が始まり、開幕まで3カ月を切ったW杯への準備や強化が本格化する。

「チーム、日本に愛情を持つ。オフ・ザ・フィールドでも日本を代表している。そうしてチームを作っていくのが大事。チームに感情が入れば入るほど強くなる。15年も、19年もそう。今回もしないといけない。ただ勝つんじゃなくて、もっと大きな絵を見たい」

会の最後には三菱地所が中心となり、日本代表に史上最大のエールを送るプロシェクト「ONE TEAM大作戦」の進捗(しんちょく)がリーチの前で共有された。一般公募で決定した7人の応援団長が“エールカー”に乗って日本各地を回り、GPSアートと呼ばれる手法を使って日本列島に「ONE TEAM」という7つの文字を描く(Oが九州、Mが北海道)。旅をしながら集めたメッセージはW杯前の8月に日本代表へ届けられる予定で、リーチは「優勝を目指して頑張りたい」と言い切った。【松本航】