【体操】南一輝2年ぶり代表「過去一」進化証明「床だけなら入れてない。着地もうまくなった」

床の演技後、観客席に笑顔を見せる南(撮影・狩俣裕三)

<体操:全日本種目別選手権>◇11日◇東京・国立代々木競技場

体操の世界選手権(9~10月・ベルギー)代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権最終日は11日、東京・国立代々木競技場で決勝が行われ、男子は南一輝(23=エムズスポーツク)と千葉健太(27=セントラルスポーツ)、女子は芦川うらら(20=日体大)が代表に決まった。

4月の全日本選手権と5月のNHK杯の成績も踏まえ、男女ともに5人で団体総合のチームを組んだ場合に貢献度の高い選手が選ばれた。

<男子 世界選手権代表>

橋本大輝(21=順大)、萱和磨(26=セントラルスポーツ)、三輪哲平(22=セントラルスポーツ)、千葉健太(27=セントラルスポーツ)、南一輝(23=エムズスポーツク)

<女子 世界選手権代表>

宮田笙子(18=順大)、岸里奈(15=戸田スポーツセンター)、深沢こころ(21=筑波大)、渡部葉月(18=筑波大)、芦川うらら(20=日体大)

○…「ゆかのスペシャリスト」南一輝が2年ぶりの代表を射止めた。5連覇を果たした床運動では疲労感から難度を落とした一方、「過去一(番)。本番に持ってこれたので実力」と納得の試技をみせたのが初優勝の跳馬。世界選手権、五輪での代表選考で1種目だけの選出が難しくなり、この2年ほどで本格的に取り組んだ。「床だけなら入れてない。着地もすごくうまくなった」と進化を証明した。

○…「お待たせしました」。千葉健太は会場インタビューで照れたように言った。「ボケです」とおどけたが、白井、萱、谷川航ら同学年のライバルが世界舞台で戦う姿に「ずっと悔しかった」と奮起してきた。この日もあん馬、平行棒、つり輪で貢献度を積み上げた。17年の全日本選手権では予選で内村を抑えて首位に。「もっと前に(代表に)入れる機会もあったと思う」。あきらめずに初切符をつかんだ。「初代表だが、練習でも試合でもみんなを引っ張りたい」と期した。

▽平均台で21年世界女王の芦川うらら (平均台で落下し)悔しい思いもあるが、代表に戻れてうれしい気持ちでいっぱい。(世界選手権では)役目を果たしたい。