【AS】陸上でリフト? 日本代表チェスをテーマに新たな挑戦「ワッと驚かせるものを」

ASのチャレンジカップ後、世界選手権日本代表の紹介式に参加した右から乾友紀子、安永真白、比嘉もえ、吉田萌(撮影・松本航)

<アーティスティックスイミング(AS):チャレンジカップ>◇最終日◇11日◇東京アクアティクスセンター◇チーム・フリールーティン(FR、エキシビション)

7月の世界選手権(福岡)を控えた日本代表「マーメイドジャパン」が、チェスをテーマにした演目を披露した。

今季から新ルールが採用され、音楽が鳴る前のウオークオン、音楽が始まり水に飛び込む前の陸上動作も採点の一部となっている。

この日は陸上でのリフトも披露。振付師のKAORIalive(カオリアライブ)さんの指導を受けているといい、中島貴子ヘッドコーチは「(5月のW杯)フランス大会までリフト系は入れていなかったけれど、人を持ち上げると歓声が『ワァッ』となる。今までとは違う、ワッと驚かせるものを作れるように、先生にお願いしています」と明かした。

コーチ陣、選手にとっては未知の挑戦となる。

「今までは持ち上げたらダメというルール。『競技が変わったんじゃないか?』というぐらい、選手の鍛える筋力、1回にかけるパワーの出し方が全然違う。水中とは違って、足の裏で踏み込む力がいります」

衣装(水着)も、点数に含まれることになった。

「かなり陸上で印象が決まる。水中もハイブリッド(無呼吸での脚技)がほとんどなので、間の振り付けが5秒とか。演技構成として、ほとんど表現できる時間がないので、陸上動作が大事だと思います」

水着にもこだわりを持つ。

「曲のイメージもなくジャッジに見られるので、水着を見て『チェスだ!』と思わせて、水中ではっきりと分かるように。アピールする、最初のポイントになると思います」

水中でも、陸上でも試行錯誤を繰り返し、約1カ月後の大舞台に備える。【松本航】