【ハンドボール】オムロンのグレイ・クレア・フランシス「月経痛に対して事前に…」母校で伝える

筑波大で月経との向き合い方について話をするオムロンのグレイ・クレア・フランシス(同社提供)

日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のオムロン・ピンディーズは19日、筑波大で「女性アスリートのセルフコンディショニングセミナー」を実施した。

女性アスリートのパフォーマンスを左右し、生涯にわたる健康に影響する可能性がある月経(生理)との向き合い方。同大学OGで日本代表歴を持つグレイ・クレア・フランシス(26)が「学生時代は練習に支障をきたすほどの月経痛があり、痛みが出た時にしかケアができていませんでした」と体験談を伝え「しかし、実業団でプレーをはじめたころに基礎体温を測りはじめ、月経周期を把握できたことで、月経痛に対して事前に対策ができるようになりました」と明かした。

最初のポイントは基礎体温(朝目覚めた後、体を動かす前の安静時の体温)を測り、月経周期を把握した上で対策をすることにあるという。筑波大ハンドボール部の山田永子監督は「選手たちは体の不調は我慢するものではないこと、そして自分の体を理解して、うまく付き合うことを学びました。このセミナーをきっかけに、コンディショニングに対する意識が高まってほしいと思います」と振り返った。

オムロンは22年11月に東京女子体育大で同様のセミナーを行い、今回が第2回。継続してノウハウを伝えている。

医学剣道部3年の学生は「結婚年齢や初産の年齢が遅れていることで、月経の回数が増えて病気のリスクが増えているということは、医学部にいたら勉強して知識として学ぶ。でも、中学、高校、大学など、月経で悩みを持つ時期に学ぶ機会がないなと思った。私ももっと早くから知りたかったし、これからはそれを教えることが私たちができることかなと思いました」と意識を高めた。【松本航】