<ラグビー・関西大学春季トーナメント:京産大54-15同志社大>◇決勝戦◇2日◇奈良・天理親里
京都産業大が、バックス(BK)で全7トライを挙げて春2連覇を達成した。
伝統的に「強力FWの京産大」「BKの同大」の構図だが、関西のライバルのお株を奪うような攻撃力を見せた。
前半6分にハイパントをつかんで突破し、WTB松岡大河(4年=東福岡)が最初のトライを挙げると、BK陣が躍動。1年生SH高木城治(東福岡)のトライを含めて前半だけでBKで4本を奪い、後半にもFB辻野隼大(3年=京都成章)、CTB高井良成(4年=関大北陽)、WTB西浩斗(3年=熊本西)が次々とトライを重ねた。
昨春は天理大と同点優勝。就任3季目、元日本代表SOの広瀬佳司監督は「成長してきたと思います。80分間前へ出続ける、非常にいいラグビーをしてくれた。今のうちのベストです」と選手を褒めた。
U20(20歳以下)日本代表の南アフリカ遠征にSH土永旭が帯同し、プロップのヴェア、ロックのフナキらも負傷欠場。同志社大もU20に招集された主力3人を欠く布陣とはいえ、内容的にも圧倒した。
フランカー三木皓正(4年=京都成章)は「苦しいこともありましたけど、春のターゲットにしていたこの試合に勝てたことをうれしく思います」としながらも、2季連続で準決勝で敗れている全国大学選手権を見据えた上で「まだまだ僕らは弱い。だからこそ、ひたむきにやる。勝ちはしましたけど反省点もあって、個人的には物足りない。秋にもっと強いチームを作りたい」と話した。
FW陣は期待の1年生ロックの石橋チューカ(報徳学園)が、線は細いながらも走力を生かして攻撃を活性化。爆発力のあるWTBポルテレを後半途中からNO8で起用するなど、激しいレギュラー争いは夏以降も続きそう。
関西では21年春の準決勝で20-21で同大に敗れて以降、公式戦は無敗が続く。5月28日の京都ラグビー祭では王者帝京大に12-43の完敗だった。秋のリーグ戦では関西3連覇、その先にある初の大学日本一へ。三木主将は「最後に笑える日が来るまで、練習から厳しくやっていく」と真剣に言った。