バスケットボールB2リーグのベルテックス静岡が、2023-24シーズンを始動させた。
昇格後初となる一部選手での全体練習を静岡市内でスタートさせた11日午後、松永康太社長(39)らが会見に臨み、新体制などを発表した。今季クラブスローガンについて「WOW~静岡に、未(ま)だ見ぬ驚きを。~」と公表。松永氏は「静岡(地元やファン)とクラブが一致団結し、リーグに驚きとサプライズを巻き起こしたい」と昇格1年目シーズンへの決意を示した。
戦う舞台が昨季(B3)から1カテゴリー上がり、対戦相手の技術や強度が高くなる。「毎試合が死闘、チャレンジになる。常に最強のチャレンジャーとして臨みたい」と松永氏。目標として将来の新B1参入を掲げつつ、今季は「まず勝率5割とプレーオフへ進出」と続けた。営業面では平均入場者2000人、売上高8億円を目指す。
チームは10月5日からの開幕2連戦(静岡市中央体育館、対西宮)を皮切りに、昨季から8戦増の60試合に臨む。新GM(ゼネラルマネジャー)としてチームに招かれた麻生卓志氏(47)は、長いシーズンで「選手らの体のメンテナンスが大切」と強調。B1京都で19年まで11年間、編成としてチームづくりに携わった経験をもとにメディカル体制の強化を打ち出した。
チームをB2に昇格させた4季目も指揮を執るファクンド・ミュラー監督(49)や外国人選手らは今後、来日して合流する。リーグ戦開幕まであと3カ月弱。メンバーがそろい次第、練習強度を上げていく。
昨季限りで現役引退した大石慎之介(35=沼津市出身)AC(アシスタントコーチ)は、監督と選手のパイプ役を担う。監督が来日するまでチームを指揮し、その後は「選手に寄り添ったACとして監督とのつなぎ役になりたい」と抱負を述べた。移籍加入した2選手も登壇した。PG大塚勇人(33=前B2福岡)が「アシストで貢献したい」と話せば、PG兼SG橋本尚明(30=同福島)も「大きなサプライズを起こせるよう全身全霊で戦う」と力を込めた。昨季主将のPG岡田雄三(27=三島市出身)とPF加納誠也(34)も、新たなステージでの戦いについて意気込みを話した。