22年ぶり2度目の自国開催となる水泳の世界選手権が14日、福岡市で開幕する。大会前半の14~22日は飛び込みやアーティスティックスイミング(AS)など、後半の23~30日は競泳などが開催。福岡で計6競技75種目の熱い戦いが始まる。
<展望 競泳>
男子は瀬戸の他にも21年東京オリンピック(五輪)200メートルバタフライ銀メダルの本多灯(イトマン東京)に注目が集まる。世界記録保持者のミラク(ハンガリー)がコンディション不良で欠場。金メダルをつかめば、代表選考会出場を条件にパリ五輪切符を獲得する。200メートル平泳ぎは元世界記録保持者の渡辺一平(トヨタ自動車)が6月に今季世界3位の2分7秒55をマークするなど順調に調整。松元克央(ミツウロコ)は日本選手権で3冠に輝いた100、200メートル自由形と100メートルバタフライに出場する。
女子は池江璃花子(横浜ゴム)が50メートルと100メートルの自由形とバタフライにエントリー。19年の白血病の診断後、個人種目での代表入りは五輪を含めて初。200メートル、400メートル個人メドレーには16歳の成田実生(金町SC)が初出場。東京五輪で金メダルを獲得した大橋悠依(イトマン東進)は200メートル個人メドレーに出場。
<展望 AS>
今大会から男子もチーム種目へ参加可能となった。18歳の佐藤陽太郎は男子種目に加え、姉の友花(ともにジョイフルAC)との混合デュエット、チームに出場予定。五輪はパリ大会から男子の出場が認められており、大きな経験値を積む。また昨秋のルール改正で従来の100点満点が変更され、技ごとの採点となった。事前申告した技を正確に出来なければ大きく減点。高難度と正確性の両立が求められ、実績での“序列”が崩れ勢力図が変わる可能性がある。パリ五輪代表は24年2月の世界選手権(ドーハ)の代表を軸に選考する方針。
<展望 飛び込み>
個人種目は12位以内、シンクロ種目は3位以内でパリ五輪代表に決まる。男子は、21年東京五輪高飛び込みで日本勢21年ぶりの入賞(7位)を飾り、昨年の世界選手権銀メダルの玉井陸斗(JSS宝塚)が最注目。板飛び込みの三上紗也可(日体大)は個人で日本女子初のメダルを目指す。シンクロ高飛び込みの板橋美波、荒井祭里組(JSS宝塚)は悲願の表彰台を狙う。