ラグビー日本代表(世界ランク10位)で、南国生まれの頼れる男が猛アピール中だ。
サモア(同12位)とのテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ」(22日、札幌ドーム)を2日後に控えた20日、チームは登録メンバー発表。先発ロックでトンガ出身のアマト・ファカタバ(28=リコーブラックラムズ東京)が初キャップをつかむ。
オールブラックスXVとの強化試合2連戦を経て、3戦連続先発は自身を含めて5人のみ。ジョセフ・ヘッドコーチからは「アマトは順調。継続してプレーしてもらいたい」と信頼を示された。
身長195センチ、体重118キロ。力強さと献身的な働きをリーグワンでの戦いから見せ、6月の千葉・浦安合宿で代表初招集された。トンガからニュージーランドの高校へ編入し、大東大入学で来日。19年のBR東京入団後、頭角を示した。
休日には東京・二子玉川ですしを頬張り、1歳半を過ぎた息子を連れてドライブに出かける。「日本に住んで8年。日本代表になりたい気持ちが強い」と誓ってきた。
ロックは主力で身長201センチのワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)が肩の故障から復帰過程。新戦力の台頭でFW第3列を含めた選択肢が増える。ファカタバは「Live to die(死ぬために生きる)」を座右の銘に掲げ、努力を続けてきた。
「できる時、生きているうちに小さなことを楽しむ。死んだら何もできない」
9月に開幕するW杯フランス大会登録メンバー33人の発表は8月15日。後悔は残さない。【松本航】