<水泳:世界選手権>◇21日◇福岡県総合プール◇男子高飛び込み決勝
22年世界選手権銀メダルの玉井陸斗(16=JSS宝塚)が、決勝1本目を終え、72・00点をマークした時点で腰痛のため棄権した。演技後はうつぶせになっている状態で、スタッフが「これ以上無理をさせる必要はない」と判断。玉井は、処置のためすぐにホテルへ移動した。
途中棄権となったが、24年パリ五輪切符は獲得した。決勝に出場し、1本飛んだ時点で点数が確定。よって、「上位12位以内」の条件をクリアしたと認められる。
玉井本人は「行けるところまで行きます」と、1本目で棄権するつもりはなかった。日本代表の野村孝路チームリーダー(63)を通じて「皆さんに申し訳ない。パリでは必ずメダルをとりたい」とコメントした。
4日前に腰に違和を感じ始め、大事をとって、3日間10メートルからの飛び込み練習をせずに21日の予選に臨んでいた。
それでも痛みは和らがず、反対に、予選・準決勝と計12本を演じたことで症状は悪化したようだ。
21日夜に注射などでの治療を受けて決勝へ調整したが、1本で限界を迎えた。 野村氏は、本人の状態を「ここでメダルを取りたい思いがあったんでがっかりはしてますけど、致し方ないという感じでした」とした。