全国高校総体バスケットボールが25日、札幌・北海きたえーるなどで開幕する。県勢では、男子の藤枝明誠が2年連続13度目の出場。昨年あと1歩で逃した決勝進出と悲願の日本一奪取に挑む。女子の浜松開誠館は7大会連続9度目の挑戦。チーム目標とする4強入りを目指す。
◇ ◇ ◇
浜松開誠館が、粘りで全国の強敵に立ち向かう。2月の東海新人初戦敗退(75-77安城学園)後「もっと粘れるチームにと守備から練習し直した」と三島正敬監督(47)。その効果か東海総体準決勝で岐阜女に57-56と逆転勝ちした。その日のうちに臨んだ桜花学園(愛知)との決勝は思うように足が動かなくなり43-78。今月中旬には当たりやフットワークで、さらに粘れる体づくりを行った。
大舞台を前に、けがで離脱していた主将のF望月秋桜(あき、3年)が戻ってきた。県総体の2週間前、練習試合で左脚の内側側副靱帯(じんたい)などを損傷。全国前に完治させ、復帰当初にあった再受傷の恐怖感も減り「自分の強みのリバウンドやルーズボールのところで泥くさくプレーしたい」と士気を高めた。チームメートが熱戦を演じた東海総体のコートに立てなかった思いを全国の舞台にぶつけるつもりだ。
今月10~16日、チームからアシスタントコーチとして三島監督が、選手としてF後藤音羽(2年)が、U-16女子アジア選手権に日本代表として参戦。海外で戦ったエースは「強化した守備をこの大会でしっかり発揮でき、自分のドライブは世界にも通用することが分かった」(日本協会からの公式コメント抜粋)。三島氏から「大舞台にだいぶ慣れたはず。足りなかった積極性も伸びたのは収穫」と評された。エースが世界経験を全国でも生かす。
チームは25日、東京成徳大高との1回戦に臨む。望月は「まずここを勝って勢いをつけ、ベスト4を目指したい」と先を見据えた。【倉橋徹也】