<バドミントン:ジャパン・オープン(OP)>◇第5日◇29日◇東京・国立代々木競技場◇男子ダブルス準決勝
世界ランキング5位の“ホキコバ”こと保木卓朗(27)小林優吾(28)組(トナミ運輸)が決勝進出を決めた。
同7位のリュウ・ユーチェン、オウ・シュアンイ組(中国)を21-10、21-15のストレートで下し、ジャパンOP同種目での日本勢初制覇に王手。保木は「1点、1点、全力で取りにいってやろうとしたのが良かった」とかみしめた。
第1ゲーム(G)からサーブのたびに声をかけ合った。「こっちの処理が甘かったら不利なスタートになってしまう。強く押したり、落としてスタートしたりと、2人で毎サービスごとに話し合った」と保木。序盤で6連続得点を挙げ、引き離した。
第2Gでも圧倒し、20-10とマッチポイントを握ったが、そこから5連続失点で追い上げられた。この中国ペアには、5月のスディルマンカップ(中国)で1-0から逆転負けを喫しており「よぎりました」と小林。ただ、「(前回は)引いて負けた」と思い返し、この日は積極的に攻め続けた。
最後は前へ出た小林が、苦しい体勢から左腕を振り抜いた。シャトルが相手コートに落ちると、ラケットを高々と放り投げ、喜びを爆発。「心の底から込み上げたうれしさが出た」。日本のファンの大歓声に包まれながら、力強いガッツポーズを繰り返した。
30日の決勝では、東京オリンピック(五輪)金メダリストの李洋、王斉麟組(台湾)に挑む。日本勢初制覇が懸かる大一番へ、小林は「自分たちは史上初みたいな言葉が好き」と白い歯を見せる。
「すごかった人たちが成し遂げられなかったことをすると、うれしい気持ちになる。史上初へ貪欲に、欲を出して狙っていきたい」
決勝でも攻めの姿勢を貫き通す。