<バドミントン:ジャパン・オープン(OP)>◇最終日◇30日◇東京・国立代々木競技場◇男子ダブルス決勝
世界ランキング5位の“ホキコバペア”こと保木卓朗(27)小林優吾(28)組(トナミ運輸)が、21年東京オリンピック(五輪)金メダルペアに屈し、初優勝を逃した。
19-21、13-21で李洋、王斉麟組(台湾)にストレート負け。ジャパンOP同種目での日本勢初Vとはならず、保木は「予測していた以上に相手のサービス周りが速くて、そこに対応しきれなかったのが敗因」を悔しげに振り返った。
第1ゲーム(G)は序盤からリードを許す展開となった。16-19から3連続得点で一時は追いついたが、2連続失点でゲームを奪われた。第2Gも中盤で5連続失点。引き離される中、レシーブがネットにかかる場面もあり、追いつくことができなかった。
身長166センチの保木と175センチの小林に対し、相手は李が178センチ、王が188センチ。角度のある攻撃に翻弄(ほんろう)された。「あんなに大きい選手が日本にはいない。ああいうタッチをする選手と練習する機会がまずない」と保木。今後は一回り大きな相手への対応を課題に据え、「絶対に倒さないといけない相手。早く攻略できるようにしたい」とリベンジを誓った。
福島・富岡第一中時代からペアを組む2人は、19年世界選手権で銀メダルを獲得し、21年同選手権では優勝。初の五輪出場を目指し、24年パリ五輪選考レースでは1位につけている。来年4月末までの対象30大会以上でコンスタントに上位へ食い込む必要があり、小林は「決勝ないし、ベスト4以上を狙っていけば、五輪は徐々に見えてくる」と見据えた。
来月下旬には、その選考レースで「一番大事」と位置づける世界選手権(21~28日、デンマーク)が控える。保木は「本気で頂点を狙っていきたい」と意気込み、小林も「大舞台で自分たちの力を出すテストを兼ねて、気持ちを入れながら『オリンピックもこういう感じなんだ』と、メンタル面でも自分にプレッシャーをかけながら頑張りたい」と力を込めた。