バレーボール男子日本代表の柳田将洋(31=東京グレートベアーズ)が、心身の充実ぶりを明かした。
30日、茨城・水戸市のアダストリアみとアリーナでバレーボール教室「THE MATES(ザ・メイツ)」を開催し、県内の高校生男女約50人を指導。自らサーブなどを実演し、「僕もモチベーションになった」と笑顔で汗を拭った。
同イベントは、昨年から全国各地で開催。「国内のレベルも引き上げていかないといけない。僕自身も1プレーヤーとして担っているという自覚がある。これから出てくる若い選手にとってもそれを感じてほしい」と競技の発展を願った。
慶応大在学中の13年に日本代表入り。18年から21年3月まで主将を務めたが、若手の台頭などもあり、21年東京五輪は直前にメンバーから外れた。今季は2年ぶりに代表復帰し、リーダー役として若手主体のBチームをけん引する。「若い選手の考え方も聞かせてもらいながら、チームとしてどういった方向に進んでいくのがいいのかを考えている」と、日々奮闘中だ。
日本代表は、23日まで行われたネーションズリーグ(VNL)で世界大会46年ぶりとなるメダルに輝いた。柳田の姿は、そのコートにはなかった。それでも「非常にポジティブでしかない」と言い切る。「すごくモチベーションになるし、影響を受けている。世界で戦って通用するところを見せてもらえた。その土俵に立てていることを証明してくれたので非常に大きな結果」と、大きくうなずいた。
自身は、9月19日に中国・杭州で開幕するアジア競技大会にBチームの主将として臨む。「選ばれた選手全員が力を発揮できるようなチーム作りができたらいいし、結果はその後についてくるもの。残りの期間で、自分たちらしさを出せるようなチームを作れるようにしたい。最後は笑って終わりたい」と力を込めた。
バレーボール界の未来のため-。柳田は、自身に与えられた役割を全うする覚悟だ。【勝部晃多】